毎年恒例、しめ飾り作りのようすをご紹介。良い一年になりますように
深川・北空知、旭川を中心に、お墓や石材のお仕事をさせていただいております、マル安三上石材の三上です。今回は、2020年の締めくくりとして行った、しめ飾り作りの様子をご紹介します!
弊社事務所神棚のしめ飾り(弊社作)
弊社では年末になると例年、工場の機械やトラックなど、日ごろお世話になっているそうした仕事道具を2日間かけてきれいに掃除したりメンテナンスしたりしたあと、最後の締めくくり 仕事納めとして、しめ飾り作りを全員で行います。年末の恒例行事として、石屋を始めて父の代から7,80年ほど、社員みんなでやっています^^
今回用意した菅(スゲ)です。菅草はしめ縄に使う素材で、知り合いの方から分けてもらいました。昔は、このあたりの農閑期の内職として行っていた家も多かったようですね。最近では菅縄を育てる職人さんも少なくなっているそうです。
束になっているものを一旦バラして、仕分けします。毎年、神棚に飾る大きいものから、車用の小さいものまで、全部で18本くらい作ります! 1.2mくらいの長さのある菅を、それぞれに適したサイズのものごとに選定して仕分けしていきます。
まずは神棚用のしめ縄作りです。このような、ひと〆めを作って仮〆めしています。
さきほどのひと〆めを、三束合わせて一つのしめ縄を作ります。完成したしめ縄を遠くから見ると分かりにくいかもしれませんが、直径でいうと20cm強です!
〆め終えたばかりの状態です。組み合わせた3本の縄の一本ずつをそれぞれ一人が持ち、それをまとめた頭の部分を一人が持ち、合計4人がかりで作業します。一束をぐるぐる時計回りにねじりながら、三束を反時計回りに束ねてからませていくという作業です。
一番大きな縄を〆め終わりました。はみ出たところをハサミ整えて完成です。
こちらは、先ほどより少し小さいサイズのしめ縄です。これもチーム作業で〆めていきます。しめ縄をしめられる人はなかなかいないと思いますが、毎年恒例なので、弊社の社員はみんな〆めることができます^^
御幣(ごへい)を4つ挟み込んで取り付けたら完成です!
事務所の神棚にこのように飾りました。弊社では、事務所と工場の神棚に一年間飾っています。この形のしめ縄は、通常は太い方が右のようですが、弊社ではこの向きで飾っています。事務所の入り口が写真右側にあり、宝船に見立てているしめ縄をこの向きで飾ることで、「人がたくさん入ってくるように」「福が家に入ってくるように」という意味があります。これも、しめ縄作りと同様に父の代から受け継いでいることです。
今回は、父の代から受け継がれている社員全員でのこのしめ縄作りをご紹介しました。ずっと続けてきた行事なので深く考えたことはなかったですが、毎年こうしてみんなで協力してしめ縄を作ることは、弊社にとってとても大切な恒例行事となっています。日々平穏に過ごせることに感謝し、これからの繁栄を願う・・・自分たちの手で作ったからこそ、その思いもいっそう強くなります。
2021年が皆様にとってもすばらしい1年になりますように、心からお祈り申し上げます。事務所にお越しの際は、ぜひご覧ください^^