かわいらしいアマビエの石プレートを制作。「まけるな!」元気お守りプレート

深川・北空知、旭川を中心に、お墓や石材のお仕事をさせていただいております、マル安三上石材の三上です。今回は、このたび制作したアマビエ石プレートをご紹介いたします♪

 

アマビエ石プレート

 

この年末年始はコロナ禍ということもあって、例年とは違ったお休みになりましたね。そんな中、こんなときだからこそできることはないかと考えて、「アマビエ」の石プレートを制作してみました!

実は以前から、道の駅「ライスランドふかがわ」で石で作った製品を物販しています。石で作った焼肉プレート、キャラクターなど・・・いろいろなものを制作して商品として販売しているのですが、今回は、こんな時期だからこそ、皆さんに少しでも元気になってもらえるようにとの思いを込めて制作しました。

 

アマビエの作画中です。色々な資料を参考に、こんなかわいらしいアマビエをデザインしてみました^^
「アマビエ」は、もともとは江戸時代後期に肥後国(現在の熊本県)で作られた瓦版のようなものに登場する妖怪なのですが、最近は街中でもよく見られるようになりましたよね。その瓦版には、「病が流行したら早々に私の姿を写し、人々に見せなさい」とアマビエが言ったと書いてあったということで、コロナウイルスの影響が深刻になってきた頃から話題になり始めました。

 

こちらはアマビエを彫刻する石材のプレートです。インド産の、ブルーがかった黒系の石です。ちょうど適した大きさだったので、こちらを使用します。

 

石に字彫り用のゴムシートを貼って、イラストと文字の原版をコピーして貼り付けました。これからゴムシートをカッティングして切り取っていきます。

 

カッティング中です。細かいところも丁寧に、カッターで切っていきます。お墓に文字を彫刻するときも、これと同じ手順です。きれいに切り終わったら、いよいよ彫刻です。

 

彫刻中です。「サンドブラスト」といって、砂を強く吹き付けて石に彫刻する方法です。ゴムシートを切り取った部分が彫る部分で、彫刻の終わったところは、文字や絵の周りがグレーになっています。これも、お墓に彫刻する際の技術です。

 

全体の彫刻が終了しました。シートを取り外してきれいに拭き上げて、プレートを完成させます。

 

アマビエの石プレート、完成です!

 

アマビエのまわりには、「まけるな」の文字を配置しました。彫刻部分は色を入れない素彫りですが、絵柄も文字部分もはっきり見えますね。磨いた部分は黒く光沢がありますが、彫刻部分は磨きが取れて石本来の色が見えているので色合いが違ってきます。濃い色合いの石なので、よりはっきり濃淡がでています。

プラスチック製の受け台にセットして、玄関先やお部屋に飾っていただけるようにしました。ほっこりするかわいらしいアマビエちゃんです^^

 

道の駅「ライスランドふかがわ」に置く際には、こんなパッケージに入れています。価格は2,500円です。贈り物としてもおすすめですよ♪

 

このコロナ禍で、たくさんの方が大変な思いをしながらも、様々な工夫で何とか乗り越えようと頑張っています。そんな困難に負けず、仕事面でも健康面でも充実した日々を送ってほしいと願って、制作から梱包まで、心を込めて行いました。仕事や病気、受験など・・・いろんなものに「まけるな!」というエールを込めた、元気お守りプレートです^^

当社の玄関にも、お越しになった方に見ていただけるよう飾っています。ひとつひとつ心を込めて作成したアマビエプレートで、誰かを少しでも元気付けられたら嬉しい限りです。