「お墓じまい」の石が再加工で、「新たなもの」に生まれ変わります!

深川市・北空知・旭川を中心に、お墓や石材のお仕事をさせて頂いております、三上石材の三上です。今回は、「お墓じまい」から「新たなもの」に生まれ変わった事例をご紹介いたします!

様々なご事情から「お墓じまい」をされる方のご依頼を弊社も承っております。ご先祖の方がいろいろな想いで建立されたお墓を、その後のご子孫の方が閉じられる時の思いや気持ちは、察するところはあります。そんな時に、せめてその石の一部分を使ってでも、何か証しとなり得れれば……との思いで、再加工で「新たなもの」を作っております。

お墓じまいの石が、「新たな彫刻品」として生まれ変わりました製作品です。

ご供養後に撤去~解体いたしますお墓です。ご依頼の方にとってのこのお墓は、叔父・叔母・そしてその子供と3人の想いが詰まったお墓でした。このお墓の石を使用して何か出来ないものか?とのお尋ねでした。そんな会話の中で、《可愛い小鳥》を作ることになりました。

お墓は撤去され、更地で返還いたします。

弊社4代目の三上雄太郎です。石材彫刻の本場、愛知県岡崎市の石材店で修業してきました。学んできた技術で、今回のご依頼、お墓の石⇒小鳥 の製作をしていきます。

撤去した石の一部分に小鳥のスケッチしたものをレイアウトします。今回の小鳥は《ジュウビタキ》です。

大体の大きさに荒加工して形取りします。

石を削って行くたびに、石に何度も小鳥を書き足していきます。

細かく削りながら小鳥の形になってきました。くちばしの部分は慎重に仕上げていきます。

叔父・叔母・その子供を見立てた3匹の親子の小鳥《ジュウビタキ》が完成です。

小さいので、羽根の部分やしっぽの部分の仕上げが大変でした。

今回の小鳥は、姪っ子のお墓の上に設置いたしました。お墓は無くなりましたが、別な場所でいつまでも見守っています。ご依頼の姪っ子さんからは、『叔父や叔母には、子供の頃からずっーと大変お世話になりました。今回のお墓じまいとなりましたが、新たな別な息吹と生まれ変わり、私たちを見守ってくれるので、有難いことです。小鳥も可愛く出来上がり感謝です。』と仰って頂きました。改めて、《ストーンパワー》を感じさせて頂きました。

弊社では、『お墓じまい』をされるお施主さんの為に、【つ・の・う プロジェクト】を展開しております。

《つ・の・う》は《作る・残す・生まれる》のことです。そんな想いの方の気持ちをカタチにしますので、ご用命いただければ幸いです。

小動物やふくろうなどの今までの実績の写真です。「一輪挿し」の製作もいたしました。お声掛けください。